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【コロナワクチン】ファイザーとモデルナどっちが良いの?

ファイザーモデルナワクチンどっちが良い感染症
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ファイザーとモデルナのワクチン、何が違うの?

ぶっちゃけどっちが良いの?

ワクチン接種がもの凄い勢いで進んでいます。

医療従事者や高齢者はいち早くファイザーのワクチンが、大規模接種会場や企業ではモデルナのワクチンが使用されることになりましたが、どちらが良いのか気になりますよね。

ファイザーとモデルナのワクチン、選べるならどちらのワクチンが良いのでしょうか?

結論から言うと、両者のワクチンを例えるならセブンイレブンとローソンくらいの違いにすぎないということです。

その理由について詳しく解説します。

【この記事を書いた人】

管理人
管理人

病院薬剤師です。医療やくすりに関する正しい情報を提供するように心がけています

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ファイザー、モデルナワクチンはどちらもmRNAワクチン

2021年6月時点で日本で使用されるワクチンはファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3社です。

このうちアストラゼネカのワクチンはウイルスベクタ―ワクチン

ファイザー、モデルナのワクチンはどちらもメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。

実はウイルスベクターワクチンもmRNAを使っているので、機序的には3社は同系統のワクチンと言えますが

効果や安全性に関してはmRNAワクチンが一歩リードしている、といった状況です。

ファイザー、モデルナワクチンの成分

こちらの記事でも紹介していますが、ファイザーのワクチンに含まれる成分は10種類あります。

【関連記事】【コロナワクチン】アレルギーで打てないのはどんな人?

大まかに分けると以下の3種類。

①トジナメラン(主成分であるmRNA)
②ポリエチレングリコール(mRNAがすぐに壊れないようにしている)
③その他(医薬品や食品に含まれる添加物8種類)

モデルナのワクチンもほぼ同様の組成です。

COVID-19ワクチンモデルナ筋注 添付文書より

①CX-024414(主成分であるmRNA)
②PEG2000-DMG(mRNAがすぐに壊れないようにしている)
③その他(医薬品や食品に含まれる添加物8種類)

添加物の違いはありますが、いずれも日常生活で既に使われているものなので毒性が懸念されるものではありません。

ファイザー、モデルナワクチンの有効性

有効性に関しては

どちらのワクチンも95%近くの有効性であることが大規模臨床試験で証明されています。

分かりやすくいうと・・

ワクチンを打った人は打たなかった人よりもコロナウイルス感染症を発症する確率が20分の1に低下する

ということです。

ちなみにアストラゼネカのワクチンは接種スケジュールにもよりますが、60~90%の有効性です。

ワクチンを打った人は打たなかった人よりもコロナウイルス感染症を発症する確率が3分の1~10分の1に低下する

ということになります。

ファイザーやモデルナのワクチンに比べると見劣りするように見えますが・・

管理人
管理人

これでもワクチンとしては十分立派な成績と言われているんですよ~

ファイザー、モデルナワクチンの安全性

どちらのワクチンでも共通の副反応である

  • アナフィラキシー
  • 発熱、頭痛

の頻度を比較してみます。

アナフィラキシー

アナフィラキシーはポリエチレングリコール(PEG)もしくは似た構造であるポリソルベートで起こることが知られています。

ファイザー、モデルナのワクチンどちらもPEGが使用されています。

アナフィラキシーの頻度は

ファイザー 100万人に5人
モデルナ  100万人に2.5人

ちなみにそばアレルギーは100万人に400人

インフルエンザワクチンによるアナフィラキシーは100万人に1人

と言われています。

ファイザーとモデルナのワクチンのアナフィラキシーの頻度の差はほとんどないと言っていいでしょう。

発熱や頭痛

コロナワクチンに関する情報サイト「こびナビ」では以下のようにまとめられています。

ファイザー・ビオンテック社ワクチンでは、接種部位の腫れや痛み8割、頭痛5割、悪寒4割、発熱は約15%の被験者で認められました1)。

モデルナ社ワクチンも同じような結果で、接種部位の痛みや腫れは9割、頭痛6割、悪寒4割、発熱17%程度でした2)。

ワクチンQ&A:医療従事者の方へ – こびナビ (covnavi.jp) より

モデルナワクチンのほうが若干頻度が高そうですが、基本的に同じ作用をするワクチンなので大きな違いはないと考えて良いです。

こちらの記事でもう少し詳しく解説しています。

【関連記事】ファイザーとモデルナワクチンの副反応の違い

その他

アストラゼネカのワクチンでは血栓症の報告がありますが、mRNAワクチンであるファイザーとモデルナのワクチンでは血栓症は報告されていません。

ファイザー、モデルナワクチンの接種対象年齢

2021年6月時点では

ファイザー 12歳以上

モデルナ  18歳以上

に接種可能です。

ファイザー、モデルナのワクチンいずれも6ヵ月以上の小児への治験が開始されています。

多少の時期の差はあれ接種可能年齢はどんどん広がっていくでしょう。

まとめ

ファイザー、モデルナのワクチンの比較をしてみました。

ぶっちゃけどっちのワクチンを打っても大差はありません。

早く打てるほうでOKですのでご心配なく。

ただし1回目と2回目は同じワクチンにすることが前提です。

コロナワクチンについて詳しい情報が知りたい方はこちらの書籍がおすすめです。

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