スポンサーリンク

【コロナワクチン】ノババックスってどうなの?効果・副反応は?

ノババックスワクチンの効果副反応感染症
スポンサーリンク

新しいワクチンが使えるようになるらしいね

どんなワクチンなのか気になる

国内でファイザー、モデルナ、アストラゼネカ社のワクチン接種が進むなか、4つ目のワクチンが登場します。

ノババックス社製のワクチンです。

ノババックスってどんな会社?

どんなワクチンなのか?

これまでのワクチンとどう違うのか?

について解説します。

【この記事を書いた人】

管理人
管理人

病院薬剤師です。医療やくすりに関する正しい情報を提供するように心がけています。

スポンサーリンク

ノババックス社とは?

ノババックスはアメリカのバイオ医薬ベンチャー企業です。

エボラ出血熱、インフルエンザ、RSウイルスのほかさまざまな感染症に対するワクチンの開発をしている会社です。

Wikipediaによるとノババックスは民間投資と公的投資から資金提供を受けているようです。

なかなか興味深いことに2019年にRSウイルスワクチンの実用化に失敗したことで投資家の信頼を損ねてしまい、会社の資本価値が70%減少、上場廃止のリスクまであったと記載されていました。

今回コロナワクチンの実用化に成功したことで、一躍注目が集まっていますね。

ノババックスワクチンはどんなワクチンなの?

COV-Navi(こびナビ) ワクチンQ&Aより

2021年9月時点で日本で承認されているワクチンはファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3社。

ノババックス社のワクチンが他社のワクチンと比べてもっとも異なるのは「不活化ワクチン」である点です。

3社のワクチンはいずれも遺伝子そのものを体内に注入します。

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンあるいはウイルスベクタ―ワクチンと呼ばれていますね。

この手法は従来のワクチンにはなかったものです。

一方ノババックスワクチンはコロナウイルスの表面にある突起(スパイク蛋白)を人工的に作ったものです。

従来から用いられている帯状疱疹ワクチンやB型肝炎ワクチンなどと同じ製法です。

ウイルスそのものを病原性をなくした状態で体内に注入するので不活化ワクチンと呼ばれます。

ノババックスワクチンを打ったからといってコロナウイルスに感染することはありません

ノババックスワクチンの効果は?

不活化ワクチンはウイルスの病原性をなくしている分、他のワクチンに比べて有効性が劣るのではないか?という懸念があります。

ちなみに同じ不活化ワクチンであるインフルエンザワクチンの65歳未満の成人での有効率は52.9%(2015/16シーズン)と報告されていますが、ファイザーのmRNAワクチンの有効性は95%とかなり驚異的な数字。

さてノババックスワクチンの効果はいったいどれくらいなのでしょうか?

こちらは2021年6月30日に世界一流の医学雑誌New England Journal of Medicine に掲載された論文です。

Safety and Efficacy of NVX-CoV2373 Covid-19 Vaccine (nejm.org)

ノババックスワクチンを2回接種後7日以降に発症した人を比較したところ

ワクチンを接種した人:10例/7020例
ワクチンを接種しなかった人:96例/7019例

これを有効率にすると89.7%になります。

ファイザー、モデルナに匹敵する良い成績ですし、アストラゼネカよりも良い結果です。

管理人
管理人

素晴らしい!

ノババックスワクチンの安全性は?

ファイザーやモデルナのワクチンでは接種部位の痛みや、発熱・倦怠感が比較的高率に出ました。

ノババックスワクチンはどうなのでしょうか?

こちらはノババックスワクチン接種1回目と2回目の副作用を示した図です。

Safety and Efficacy of NVX-CoV2373 Covid-19 Vaccine (nejm.org)

頭痛、倦怠感、筋肉痛、接種部位の痛みが主な副反応です。

ファイザー、モデルナのワクチンと同じように1回目より2回目のほうが頻度も重症度も増える傾向にあります。

一方発熱に関しては1回目で2%、2回目でも4.8%しか認めていません。

しかも39℃以上発熱することはほとんどありません。(1回目0.4%、2回目0.6%)

ファイザー、モデルナワクチンよりずいぶん少なそうです。

心筋炎が1例報告されていますが、ウイルス性と診断されておりワクチンとの関連はなく、回復もしています。アナフィラキシー症状はこの論文では報告されていません。

ノババックスワクチンのその他の特徴

ノババックスワクチンは有効性、安全性が確立されたワクチンであることが分かりました。

その他の特徴としては

  • 保存が容易(2~8℃)
  • 3週間あけて2回接種
  • 国内生産される(武田薬品)

という点です。

新しいワクチン(mRNAワクチン)はちょっと怖い、従来のワクチンと同じ方法なら安心できる、国産ワクチンがいいと思っている方には朗報ですね。

日本で使用されるのは早くても2022年初めになるとのことですので、3回目の追加接種用のワクチンとして期待が持たれています。

まとめ

国内承認予定の4つ目のワクチンについて解説しました。

ノババックスワクチンは不活化ワクチンと言えども、他のワクチンに匹敵する効果が確認されています。

発熱はかなり少なそうですし、安全性に関してはいまのところ懸念事項はありません。

一つでも選択肢が増えるのは喜ばしいことですし、国産で作られることもうれしいですね。

3回目接種にノババックスワクチンがどれほど有効であるのかについてはまだ分かりませんが、今後のデータを待ちたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました